OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

年賀・富士山のみほん

引き続き年賀・富士山です。 今度はみほん字入りを持ってきてみました。 100面シートのほうではみほん字入りは作られなかった?ようで、 この画像は20面小型シートの切抜きと思われます。 作成部数はあるカタログによると389シートとか。 なぜつくらなかった…

年賀・富士山の切抜使用

年賀・富士山では耳紙がついていれば、100面シートと20面の小型シートを 簡単に区別できます。 100面のシートの耳紙には霞罫があるのですが、小型シートにはありません。 また銘版が100面では「大日本帝国政府内閣印刷局製造」で3枚掛であるのに対して 20面…

年賀富士山・小型シートの欧文櫛型印

年賀切手は私のコレクション・アイテムではありませんが うっかり入札してしまい、たまたま落札してしまったものがあります。 日本最初の年賀切手、富士山の小型シートです。 昭和11年用年賀で、普通は100面シートですが、小型シートは20面で作られました。 …

列国議会の誕生日消し

極めて個人的な消印です。 きょう1月28日は私の誕生日です!そこで生まれた日の消印を見つけてきました。 台切手は1960年発行の列国議会同盟会議の2種です。 田園調布の欧文三日月印で、1961年1月28日の使用です。 それぞれ銘版つきということで。 だからど…

文化人切手のとび色機械印★

文化人切手は私の好きなシリーズのひとつです。 きょうはその文化人18種(野口はタイプⅠ、Ⅱに分けて)をすべて とび色機械消しでお見せしましょう。 とび色機械印は25.3.1-28.10.14まで、年賀機械印を除いて 使われました。 その点では野口は…

第1次国立・富士箱根の箱根町

箱根特集の勢いがついてしまったのでもう一回! 今度は宮ノ下ではなく箱根町です。 これも比較的多く見られる窓口発売局です。 画像は3銭の第1種便適正使用と6銭の船便はがき適正使用。 特に3銭は図柄が「芦ノ湖と富士」で箱根を描いたものですから 芦ノ湖の…

第1次国立・箱根のご当地

引き続き箱根です。 第1次国立公園のはじめは1936年に発行された富士箱根国立公園でした。 戦前の国立公園は発売局が限定されていたためご当地局は明確です。 箱根地区については 箱根町、宮ノ下、湯本、強羅、仙石原、芦ノ湯となっています。 このなかでよ…

第2次国立・箱根のご当地

昨日に続いて箱根ご当地です。 今度は第2次国立公園で発行された富士伊豆箱根国立公園のなかから 「芦ノ湖から見た富士」です。 この切手のFDCのほとんどは箱根町の風景印が押されていると思います。 箱根町郵便局は箱根の中核となる郵便局で芦ノ湖の湖畔に…

観光地百選・箱根のご当地使用

きょうは私が所属する記念・特殊切手研究会の定例研究会が箱根であります。 そこで観光地百選の箱根を紹介することにしました。 この切手のご当地と呼ぶにふさわしい局はどこかということですが まず箱根町。そしてこの切手の発行にあわせて新しい風景印を用…

第4回国体の特印デザイン

昨日に続いて4回国体の特印の話です。 まずジャンプの特印は発射直後を後ろから描いたもので、切手が前から見たところを 描いているのと対称になっています。 また飛込みですが、こちらも、切手が飛び込む直前の姿を前から描いたのに対して 特印では飛び込…

4回国体の「男と女」

1949年に発行された4回国体の冬季大会です。 切手には女子フィギュア・スケートが描かれましたが、それとの組合せを考えて 特印では男子のフィギュア・スケートが描かれました。 このようにFDCにしてみると、まるで男女ペアのように見えます。 デザインでの…

観光地百選・錦帯橋のご当地使用

1953年に観光地百選の最後を飾る「錦帯橋」が発行されました。 こちろんこの切手のご当地は岩国で 錦帯橋落成祝賀祭記念の岩国の小型印がFDCには好んで使われました。 24円は岩国のローラー印で揃えてみました。 10円の岩国櫛型印はややかかりが悪いので機会…

足摺のTHE多貼り

記念・特殊切手を多数貼ったエンタイアというのは、つい買ってしまいます。 この足摺のエンタイアもそう。 全部で20枚、ちょうど1シート分の切手が貼ってあります。 第1種便14倍重量速達書留 10円×14+25円+35円ということになります。 よくみかけるのはこ…

郵便創始80年の国内航空

1951年の郵便週間を記念して東京大阪間で記念飛行が行われることになりました。 日本橋三越の郵便文化展会場の設けられた日本橋郵便局臨時出張所では その受付が行われて、4月22日16時30分締め切りで大阪宛の航空便に仕立てられました。 郵便物には画像にあ…

札幌切手展の前日と翌日

1947年11月27日に発売された札幌切手展の話です。 1947年に全国をまわった「郵便切手を知る展覧会」の一環で札幌で開催されたことを 記念して発行されたものです。 5.5-22 東京・日本橋→「東京切手展」発行 8.19-24 京都→「京都切手展」発行 9.29-10.5 広…

昇仙峡の国内航空便

民間航空の再開を機に、戦後廃止されていた国内航空郵便が復活しました(政令338号)。 1951年10月24日から、各都道府県庁所在地相互間で、鉄道便よりも早くなるものについてサービスが 開始されたのです。なお実際にFirst Flightは25日羽田発7時40分福岡行…

犯罪防止エラー★

エラー切手はさまざまにありますが、私が特に好きなのは犯罪防止国際連合会議です。 ひまわりと国連のマークを描いた切手ですが、変なデザインで当時評判が悪かった ようです。 そのグラビア4色がばらばらになってますます支離滅裂になったのがこのエラー。 …

観光地百選・蔵王はご当地消しの超難関★★

1951年からはじまった観光地百選は好きなシリーズ切手のひとつです。 日本の自然風物を10区分して投票により優位を競ったもので、毎日新聞社の企画として 行われました。各地からは組織票がずいぶん流れたようで、今見ても「ここが?」と 首を傾げたくなる…

月に雁

おなじみ月に雁です。 これは関係者に配布された贈呈品でしょう。 こういう持っていても絶対になんの役にも立たないものをつい買ってしまうのです。 表記が「月に雁」ではなく「月にかり」となっていますが 当初はそうだったんですかね?

広島平和の謎

1949年発行の広島平和都市は不思議な切手で、広島をテーマにした切手で、広島市の求めに応じて 発行されたにもかかわらず、「広島」ご当地消しが本当にないんです。 発行当初の広島消し櫛型印はいまだに入手できていません。 FDCですら、特印・広島は少な…

小さい封書

これは郵便番号宣伝コイルの15円とおしどりコイルの5円を組み合わせた 第1種便簡易書留(15円+50円=65円)です。 ぱっと見でおわかりの通り、とても小さい封筒に貼られています。 実はこれは定形の最小規定が決められる前の最終日のエンタイアなのです。 1…

上信越国立公園(2次10円)

1965年発行の上信越高原国立公園10円切手では野尻湖が描かれています。 この切手のご当地はもちろん野尻湖ということになりますが もうひとつ信濃町もご当地ということでいいと思っています。 野尻湖は全体が市町村でいうと信濃町になっていて、信濃町の郵便…

佐渡弥彦国定公園のやっと入手したエンタイア

なにげないエンタイアですが、実は入手に手間取りました。 国定公園の2種発行の切手はその2種が入った航空便を揃えていたのですが、 最初の佐渡・弥彦が難関なのです。 この切手の発行日は1958年8月20日で、1959年4月1日には航空便の料金体系が 変わってしま…

メートル法の船便書状

記念切手にあわせて特印(特殊通信日付印)というものが作られます。 原則としてトビ色で押される消印で使用期間は概ね1週間程度です。 その記念切手のために作られた正規の消印ですから、もっと評価されてしかるべき なのですが、初日カバーなどに使われる…

関門トンネルのご当地・消印漏れ消印

若戸大橋からほど近いところで関門トンネル開通もお見せしましょう。 これは1958年に発行された関門トンネル開通記念で、 切手ブームにのって発行枚数が大幅に増えた頃の切手です。 もう50年も前の切手ですが、このあたり以降の切手はいまでも額面(+α)で…

若戸大橋開通のご当地使用

集めている切手も、なかなか公開する機会がないので、 供養のためにブログにしてみました。 切手展でお披露目するのはほんの一部ですから、ここで紹介しようと。 備忘録のようなブログですので、あまり見ていただくことを考えていません。 たまたまうっかり…