2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
色絵雉香炉の使用例をもう一点ご紹介します。 速達料金50円として使用されたものです。 第1種便15円に加貼りされたものよりも、官製はがきのほうが 切手が際立って私は好きです。 第2種便(往信)速達扱い 浅草 45.8.27 さて今回で国宝シリーズは終了です。 …
色絵雉香炉は、石川県立美術館が所蔵する野々村仁清作の香炉です。 尾を水平に伸ばしたキジが色彩豊かに表現されています。 この雉は雄ですが、実は同じ美術館に雌も所蔵されていて、こちらは重要文化財指定に 指定されていて、並べて常設展示されているとい…
駆け足ですが第7集江戸時代(1969.9.25発行)に入ります。 まず紅白梅図屏風と雉香炉を貼ったエンタを持ってきました。 紅白梅図屏風は、尾形光琳画で、熱海のMOA美術館が所蔵し、毎年2月に 熱海梅園の梅祭りにあわせて公開されます。 なかなかエンタが難し…
檜図のエンタです。 狩野永徳の筆とされる『檜図屏風』は、豊臣秀吉が八条宮智仁親王のために建立した 八条宮家御殿の襖絵として制作されたもので、現在東京国立博物館に所蔵されています。 なかなかいい使用例が集めにくい切手で、 もしかすると第1次国宝シ…
第6集安土桃山時代(1969.7.21発行)に移ります。 15円切手2種は姫路城と松林図屏風でした。 姫路城は別名白鷺城とも呼ばれ、松本城・彦根城・犬山城と並んで 国宝四城のひとつに位置づけられます。ユネスコの世界遺産にも指定されています。 松林図屏風は、…
エンタイアもご紹介します。 第2地帯宛航空印刷物 SAPPORO→アメリカ 1970.12.12 この時代の50円の単貼りは船便書状か第2地帯宛航空印刷物ですが だいたい同じくらいの割合で見かけます。 差出人の札幌北1西4のCITY HALLって何でしょう?
室町時代の50円切手は、雪舟の秋冬山水図の冬景です。 これは東京国立博物館の所蔵絵画ですね。 画像はその和欧文機械印ですが、欧文三日月印も押されています。 おそらくはじめに機械印で処理され(東京中央 1969.5.13)、 外信便だと気づいて後から欧文印…
銀閣のエンタをご紹介します。 6枚貼り=90円にしたライオンズクラブの支部間通信です。 第2地帯宛航空書状 OKAYAMA→アメリカ 1969.2.28 15円時代にはよく見かける使用例です。 本当は初日指定局である左京局の自然な使用例を入手したいのですが なかなか縁…
室町時代から、続いては慈照寺銀閣です。 慈照寺は、京都市左京区にある東山文化を代表する臨済宗相国寺派の寺です。 開基(創立者)は室町幕府8代将軍の足利義政で、鹿苑寺の金閣舎利殿を模して 造営した楼閣建築である観音殿が銀閣です。 画像は左上から、…
引き続きエンタをご紹介します。 第1種便速達 三重多度 44.10.23 速達料金は50円ですが、なぜ7枚105円分貼ったのでしょう? ローラー印が利いた見栄えのよいエンタだと思いますが。
第1次国宝シリーズ第5集室町時代(1969.2.10発行)から きょうは安楽寺八角三重塔を取上げます。 長野県上田市別所温泉に安楽寺はあります。 八角三重塔は全国で唯一の木造の三重塔で、松本城と同時に 長野ではじめての国宝に指定されたものです。 左から順…
赤糸威鎧のエンタです。 画像上は単貼りの船便書状(50円)です。 おなじみ韓国の李昌性氏宛のカバーで、NIHONBASHI 1969.2.19 画像下はその重量便(50円+30円)です。 OHARA→ドイツ 1969.2.3 もしも阿修羅が平治物語だったら、鎌倉3完揃いの完璧なエンタに…
以前に国宝シリーズをご紹介していて途中になっていたので、 その続きをお送りします。 まず1968.9.2発売の50円切手から。 図柄は春日大社の赤糸威鎧です。春日大社には赤糸威鎧2口が伝わりますが、 こちらはそのうちの源義経が奉納したと伝えられる大鍬型…
UPU大会議の際には以前にブログで紹介したように 会場内に特設郵便局が設けられました。 特印や欧文三日月印は比較的見つかるのですが 櫛型印の使用例がなかなかありません。 先日もオークションで見かけたのですが、予想を上回る金額になり メールで負けて…
きのう60円の機械印消しエンタを取上げましたので ついでに50円の機械印2種を持ってきました。 大型記念の機械印は迫力があっていつ見てもいいものです。 「文読み」の図柄に「あて名には郵便番号を」の標語も面白いところで。 (左)福島 44.10.14 (右)大…
UPU大会議のエンタを続けます。 画像は60円を単貼りしたエンタですが、これはどういう料金でしょうか? 宛先は韓国ですね。 第1地帯宛航空書状の60円?AIR MAILの表記がないですね。 これはおそらく 船便書状AOPU料金2倍重量便(20gまで30円・50gまで60円)…
ついでにもう少しUPU大会議のご紹介をしましょう。 きのう50円+60円の第3地帯宛航空書状110円のご紹介をしましたが ではこれは? 同じ50円+60円貼りですが、こちらは 第3地帯宛航空「印刷物」で、20gまで60円、超20gごとに50円ですから 2倍重量便というこ…
きのうに続いてUPU大会議のエンタです。 今度は第16回UPU大会議と入ったロゴ入りの封筒を使用したものです。 50円切手と60円切手が貼ってあって 第3地帯宛航空書状110円料金に対応しています。 消印はやはり欧文特印で1969.11.10、ルクセンブルグ宛です。 き…
UPU大会議(1969.10.1発行)のエンタです。 このエンタの良いところは使用しているはがきが、会議の会場となった 東京プリンスホテルのものだということです。 こういうのを見つけるとほんとにうれしくなります。 第2地帯宛航空はがきで料金の45円を15円と30…
ブラジル移住50年(1958.6.18発行)のエンタです。 船便書状で30円料金です。 さてこのエンタイアは南米移民船であるぶらじる丸の船内印が押された、 ブラジルのリオデジャネイロ宛の郵便になっています。 ぶらじる丸は戦後最初の移民船であり、1954年にはじ…
第15回国際航空運送協会(1959.10.12)のエンタです。 この協会は、国際定期航空会社の相互協力機関で、1955年にJALが加盟したのを 皮切りに、日本からは計4社が加盟していました。 画像はそのその航空便です。 第2地帯宛航空印刷物 TOKYO→アメリカ 1960.12.…
青森切手展(弘前加刷)のエンタです。 青森で開催された新聞と切手展(1948.5.20-27)が大変好評だったため 急遽弘前でも6.4-5に追加開催することがきまります。 展覧会は東奥日報社や青森郵燈会などの共催でしたが 切手展につきものの小型シートが間に合…
東京オリンピック募金・ホッケー(1963.11.11発行)のエンタです。 封筒は日本ホッケー協会のもの。ロゴの下には五輪の記念スタンプが押してあります。 消印はホッケー競技の小型印と、3拍子揃っています。 船便印刷物(不足分裏面) 東京オリンピック村 39.…
教育復興運動(1948.5.3発行)のエンタです。 このエンタのポイントは、宛先である谷信勝氏が、この切手発行を推進した 人であり、また図案公募に応募して第1席になって採用された人であるという ことです。 まあ郵趣家なので、所詮「郵趣家便じゃないか」と…
東京国際スポーツ大会(1963.10.11発行)のエンタです。 東京オリンピックの予行演習のような大会で、12-16日まで行われました。 さてエンタは 船便印刷物 TOKYO→デンマーク 1963.10.16 ということで、大会終了日に差し出されたものです。 真ん中に英文字で…
中央気象台創立75年(1949.6.1)のエンタです。 第1種便でなんの変哲もないエンタですが、差出人を見てみると 中央気象台の離島事務室になっています。 このような切手と差出人の一致も狙いどころです。 惜しむらくは消印が京橋であること。 せっかくならば…
観光地百選から宇治川8円(1951.8.1発行)の使用例です。 観光地百選は毎日新聞の主催によって、全国からはがきで投票を求めて 10分野でそれぞれのトップ観光地を決めるという催しでした。 宇治川は河川部門の第1位で、2位以下は日本ライン、長良川、天竜下…
このライオンズ世界大会(1969.7.2発行)のエンタも初期に入手したものです。 15円6枚貼り=90円で第2地帯宛航空書状になっていますが 封筒がライオンズクラブのロゴ入り封筒で、ライオンズクラブの 金光支部からシカゴ支部に送られているところがミソです。…
『郵趣』10月号の記事「封筒や宛先にこだわる記念切手らしいエンタイア」に 連動して何本かアップします。 きょうご紹介するのは、魚介シリーズ・うなぎのエンタイアです。 これは私にとってコレクションの仕方の転機となったものです。 まず画像を見てくだ…