OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

奈良遷都1250年の消印

1960.3.10発行の奈良遷都1250年に移ります。 710年の平城京遷都から1250年が経過したことを祝して発行された切手です。 消印を並べてみました。 左上から、櫛型印C欄3星、縦書きローラー(防府)、欧文三日月、欧文ローラー、 機械、鉄郵です。 この時期は縦…

尾崎記念館の沖縄宛航空便

外信便カバーをもうひとつご紹介します。 5枚貼りの沖縄特別地帯宛航空書状です。10gごとに25円なので これは2倍重量便にあたります。 10円切手の多数貼りで料金を合わせるには偶数倍でなければなりません。 ありそうでない使用例です。 SHINJUKU 1960.3.15

尾崎記念館の特印

この切手の初日印適応局は「国会内」局です。ただし東京都区内は 特印の表示局名は東京ですから、それだけではわかりません。 画像のFDCの場合は、櫛型印で国会内が同時に押されていますので 初日適応局であることがわかります。また欧文三日月印の捨印も押…

尾崎記念館竣工の消印

1960年代の記念切手をあまり紹介していないことに気づきましたので まずは1960年発行の記念切手を特集してみたいと思います。 1960.2.25発行の尾崎記念館竣工から。 憲政の神様と呼ばれた尾崎行雄氏の業績を讃え、1957年、国会議事堂前の 旧陸軍参謀本部跡地…

こぶとりじいさん

これも昔子供のころに郵便局に買いに行った記憶のある切手です。 収集対象外ですが、うっかり買ってしまいました。 1974.9.9発行の昔はなしシリーズ第5集のこぶとりじいさんです。 3種それぞれをペアで貼ったカバーですが 残念なことに料金が合っていません…

高松塚古墳保存基金

同じく収集対象外時代から。1973.3.26発行の高松塚古墳の寄付金付き3種です。 子供のころ郵便局でシートを買って、1枚を残してすべて郵便に使った記憶があります。 その頃から使用済みが好きだったんです。 しかし手元には1枚も残っていません。 このカバー…

沖縄国際海洋博

これも収集対象外の時期のものですが、 1975.7.19発行の沖縄国際海洋博覧会の小型シートからです。 切抜きを貼った第3地帯宛航空書状(100円)です。 小型シートの切抜き使用カバーってつい買っちゃうのです。 OKAYAMA→西ドイツ 1975.9.12

世界フィギュア選手権大会

1977.3.1の2種完貼りはがきをご紹介しましょう。 これは私の収集対象ではない(対象は封書15円時代まで)のですが とても完成されたカバーだったのでつい購入してしまいました。 1977年の世界フィギュアは東京の国立代々木競技場で、3.1-6まで行われました。…

カツオの群貼り

魚介シリーズからもう1点だけ。 カツオの6枚貼りの第2地帯宛航空書状を入手したのでご紹介します。 こうして見るとまるでカツオが群れで泳いでいるみたいに見えませんか?

マダイのご当地その②

マダイのご当地として広島県の鞆の風景印をご紹介しましたが この切手には初日指定局がもうひとつあります。 千葉県の小湊です。こちらのFDCを入手しましたのでUPしておきます。 小湊は、名所・鯛の浦がある場所です。日蓮聖人生誕の際に大鯛・小鯛が群れ集…

サザエの外信便

魚介シリーズの最後の2種を多貼りしたカバーをご紹介します。 料金は合計90円で、第2地帯宛航空書状になっています。 これで魚介シリーズも一旦完結です。

サザエのご当地

サザエの初日指定局は千葉県の勝浦です。 勝浦漁港の沖合は、海水の温度が一年中高く、ミネラルを豊富に含んだ海草が育つため 良質のサザエが獲れます。 サザエは日本中で獲れますが、県別の漁獲高では、長崎や山口が多く、 年によって大幅に漁獲高が変動す…

サザエの消印

魚介シリーズも最後の切手になりました。 サザエ(1967.7.25発行)です。この切手の原画は山口蓬春(1893―1971)によって描かれました。 山口蓬春は、東京美術学校卒で、松岡映丘に師事し、新興大和絵運動を推進しました。 第7回帝展で『三熊野の那智の御山…

キッテデカと見返り美人

きのう発売のビックコミック増刊号で「キッテデカ」という連載がはじまりました。 切手マニアの刑事が、切手の知識を活かして事件を解決していくというマンガです。 (画・寺沢大介、原案・高橋遠州) 初回は見返り美人が題材になっていて、さらに封書が5円…

スルメイカの外信便

スルメイカを4枚貼った第3地帯宛航空はがきです。 55円料金なので、残念ながら5円過納ということになります。 これは年賀状なのですが、年賀にスルメイカというのは ちょっとミスマッチな気もします。 NISHINARI→スイス 1967.12.30

スルメイカのご当地

スルメイカの初日指定局は北海道の森です。 イカはすべての漁獲高の5%を占める食べ物で、そのうちの半分がスルメイカです。 日本人にとってはまさしく日常的な魚で、全国に水揚げ港がありますが イカ飯で有名だから?森が選ばれたのでしょう。

夏目漱石・版番号「10」の不思議

魚介シリーズの途中ですが、別の話題をここではさみます。 ある方から情報提供をいただいて明らかになったのですが、文化人切手の版番号のなかに ひとつだけ数字が裏文字になっていないものが確認できました。 夏目漱石の版番号「10」です。 福沢や新島と比…

スルメイカの消印

スルメイカ(1967.6.30発行)の消印を並べてみました。 この切手の原画は高山辰雄(1912-2007)によって描かれました。 高山は、東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科卒業。松岡映丘に師事しました。 卒業制作『砂丘』(砂の上に座るセーラー服姿の若い…

トラフグの国内便

トラフグのカバーを、と思って探したのですが 平凡な第1種便しかありませんでした。 この切手も私にとって縁がない切手のひとつです。

トラフグのご当地

トラフグの初日指定局は山口県の下関です。 下関はトラフグの取り扱い量で群を抜いています。 ただしトラフグの養殖高No.1は長崎県で、天然トラフグの漁獲高では この20年くらいは東海3県がリードしているようです。 下関局では発行記念切手展の小型印も使用…

トラフグの消印

魚介シリーズの第10弾はトラフグ(1967.3.10発行)です。 この切手の原画は山田申吾(1908-1977)によって描かれました。 山田は、東京美術学校在学中の1930年に帝展に初入選。卒業後は、結城素明に師事。 1950年に日展特選、53年に特選・白寿賞、また60年…

ブリの外信便

イセエビとセット貼りしたドイツ宛の船便印刷物(25円)です。 OSAKAJOTO 1968.11.11

北陸トンネルのミス

魚介シリーズの途中ですが、ちょっと別の話題をはさみます。 ビッグコミックオリジナルに「テツぼん」(永松潔、原作高橋遠州)という漫画が連載されていて、 これは鉄道マニアの政治家の漫画なのですが、そこで1962.6.10発行の北陸トンネル開通の記念切手に…

ブリのご当地

ブリの初日指定局は長崎県五島列島の福江局です。 寒ブリの産地として知られ、西日本では正月にブリを食べる習慣があるので 福江のブリがブランドとして出回るようです。 市場に出回っているものは養殖が多く、天然ものの産地としては 長崎県や石川県が水揚…

ブリの消印

魚介シリーズ第9弾はブリ(1967.2.10発行)です。 この切手の原画は奥村土牛(1889‐1990)によって描かれました。 梶田半古の門下で、同門の先輩小林古径に指導を受けました。代表作に『踊り子』『鳴門』 『朝市の女』『醍醐』『僧』などがあり、1962年に文…

サケの沖縄宛航空便

サケのカバ―からは沖縄特別地帯宛航空書状を選んでみました。 この時期の送料は30円です。 OSAKI 1967.1.6

サケのご当地

サケの初日指定局は北海道の石狩局です。 石狩局の和文櫛型印には、2種類あって、北海道石狩と、D欄石狩の石狩とがあります。 FDCでご確認ください。

サケの消印

サケは、森田沙伊(1898-1993)が原画を描いています。 森田は、身近なものに題材を求めた親近感がある画境を築き、 日本芸術院賞や紺綬褒章などを受けています。また吉岡堅二らと美術人社を立ち上げ 季刊『美術人』を創刊しています。

マサバの外信便

マサバを4枚60円貼った韓国宛の書状です。 このときの第1地帯宛航空書状は60円でしたからぴったりです。

マサバのご当地

マサバの初日指定局は千葉県の銚子です。 銚子は日本有数のサバの水揚げ港で、脂がのった大型のサバが獲れます。 「銚子沖サバ」としてブランド化もされているようですね。 ただし風景印の図柄がサバではないのでそこはちょっともの足りませんが。