2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧
菱田春草の版番号は1-8まで存在するとされています。 しかし実際に確認されている番号は2,4,6,7の4種だけです。 私も縁がなくて、未だにこの2種しか所有していません。 もう今日は大晦日ですね。文化人切手特集もここで再度中断して 明日からは正…
菱田春草発売後まもなく、12.1に航空料金の大改正があります。 たとえばアメリカ便の場合、書状24円+航空割増59円から、 航空料金込み80円に改正になりました。 航空切手もそれに合わせてきじ航空から立山航空へと変わっています。 画像はその改正直前の195…
菱田春草は適正使用期間が短い切手です。 9.21に発売されて11.1には封書が10円に値上がりしてしまうからです。 日専では第1種便のエンタ評価が5000円になっていますが 実際には大量に使用されているため、それほど希少ではありません。 画像は2倍重量便で10.…
菱田春草(1951.9.21発行)です。 発売日は正岡の2日後で、彼の誕生日にあたります。 出生地の飯田では「菱田春草四十年祭」を行い特印が使用されました。 画像は9.26の日付の特印を押した第1種便です。
正岡子規の話に戻りましょう。 版番号です。正岡から岡倉までまた版番号が登場します。 1-10まで存在するとされていますが、4,9,10が未確認です。 正岡の場合は、これらの番号は印面から遠いところについているという 可能性もあります。 画像は3左右、5,6,…
文化人切手の発行時期は機械印も多様です。 画像は野口英世の機械印を並べてみたものです。 左から1番目、以前もご紹介した黒色の機械印です。 とび色機械印に変わる前ということで、野口と福沢にだけ可能性があります。 2番目は標語入りの機械印のZ型右書き…
リクエストをいただいたので、もう少し文化人切手の消印について書きます。 画像は私の手持ちのなかから櫛型印の右書きを抜き出したものです。 26年の後半になると少なくなります。27円以降はめったに見なくなりますね。 岡倉の右書きは27.11.26ですが、これ…
手元にある文化人切手のZ型櫛型印を並べてみました。 どうやら8円時代はだいたい揃うものの 10円時代、つまり27年になると見かけなくなるということのようですね。 文化人切手の発行期は、櫛型印がC欄都道府県→Z型→戦後型と変化し、 右書きから左書きへと変…
文化人切手が発行された時期は欧文櫛型印の末期に あたります。 一通り揃えて、さらに金属印とゴム印と両方揃えようなどと 考えていましたが、ずいぶん長い間コレクションが増えていません。 ゴム印は8円時代を過ぎて10円時代になるとずいぶん少なくなります…
正岡子規のエンタというと、以前に趣のある第1種便2倍重量便を ご紹介したことがありました。こちらです↓ http://blogs.yahoo.co.jp/okubo4407/11187111.html 外信便で何かないかと思ったのですが、 第3地帯宛航空書状(80円) 垂水→アメリカ 28.1.2 くらい…
正岡子規(1951.9.19発行)に行きましょう。 発行日は正岡子規の50年祭に合わせられました。 出身地の松山では遺族を招いての式典や切手の贈呈式が行われ 画像のような特印が使用されました。 宛先が書いてありますが、非実逓のような気がします。
おなじみの3枚貼り船便書状です。 画像上は初日便ですが、欧文櫛型印が光ります。 TOKYO→アメリカ 1951.7.9 下は和文ですが、発売翌日というのがいいですね。 神田→アメリカ 26.7.10 重品ですが、どちらも捨てがたく持ち続けています。 文化人切手の船便書状…
森鴎外の現金書留をご紹介します。 霞ヶ関(右書き) 26.7.11 現金書留は、古くは「金子入り書状」「価格表記」と呼ばれていましたが 23.1.1に新郵便法によって「通貨保険扱」と名称変更されました。 そして、26.6.1には「現金書留」と名称変更されます。 つ…
森鴎外(26.7.9発行)に移りましょう。 画像はとび色機械印の、この時期に見られる2種です。 左はZ型と呼ばれるもので、時刻表示が「前0-8」「前8-12」「后0-4」 「后4-8」「后8-12」の5区分になっています。 左書き 高岡 26.8.24 后4-8 右は戦後型と…
さて、もとのペースに戻して文化人特集を続けます。 樋口一葉の3枚貼り船便書状です。 神戸中央(Z型)→チェコ 26.4.10 よく見かける筆跡です。しかしこのようなラフな宛先で本当に 届いたのでしょうか?非実逓? 樋口のエンタとしては以前に日本占領軍基地…
もう一点、即売会の入手品をご紹介します。 新島襄の小型印です。 以前に新島襄の特印については船便書状のエンタでご紹介しました。 http://blogs.yahoo.co.jp/okubo4407/20433312.html 画像は第1種便の2倍重量便で、京都の特印の他に、西陣の小型印がつい…
引き続き即売会の収穫から。 福沢の第5種便ご当地使用です。以前にもご紹介した通り、福沢は 豊前中津藩士の次男として生まれ、築地の中津藩屋敷内の蘭学塾を開いています。 切手発行にあたっては中津でも特印が使用されました。 http://blogs.yahoo.co.jp/o…
引き続き即売会の入手品から。 野口英世を3枚貼った船便書状=24円です。 中京→U.S.A 25.2.6 8円時代の文化人切手のポピュラーな使用例ですが 野口については持っていなかったので、入手しておきました。 縦3連という貼り方は珍しいですね。 このシリーズに…
引き続き即売会の収穫から。 夏目漱石の特別速達です。 特別速達は23.10.20からはじめられた制度で、不安定な速達便の迅速・確実化を めざして、まず東京・大阪間で翌日配達を実現するものとしてサービス化されました。 24.8.1には6大都市と主要8都市に拡大…
樋口の途中ですが、kawさんからリクエストをいただいたので 現在有楽町で行われている即売会の収穫品から文化人関連をご紹介します。 まずは、これ。 以前にJAPEXで見て、悩んだ末に見送ったものですが yokさんのお勧めもあったので、今回購入しました。 野…
樋口一葉の図入り年賀印です。 日本橋 27.1.1 以前に市川団十郎の図入り年賀をご紹介しましたがあれはうさぎでした。 こちらは27年で「南天」の図案です。 封書額面の図入り年賀ですし、4月発売の切手ですから 希少なのではないでしょうか。
11月に行った文化人切手特集が中断したままになっているので その続きを進めていきましょう。 第9番目の切手・樋口一葉(1951.4.10発行)です。 発行日は「婦人の日」ということで、唯一の女性文化人ということから 決定されました。 画像は紫欧文櫛型ゴム印…
アメリカ宛(第3地帯宛)航空書状は70円でした。 画像一番上は10円7枚を貼ったにぎやかなエンタです。 NISHINARI→U.S.A 1958.5.30 そして同じ70円料金を別の組合せでまとめたのが画像中です。 14円切手を5枚貼っても70円になるんですね。 東京戸塚一→U.S.A 3…
沖縄宛の船便書状は国内便と同じ料金で、 航空便は、書状25円、はがき25円、印刷物20円でした。 画像は航空書状25円で、5円1枚と10円2枚を貼り合わせています。 栃木今市 33.10.31 沖縄宛航空便ははがきがなかなかありません。
外信便の船便印刷物はこの時期10円でした。 国内書状用に発行された10円のもうひとつの適正使用になっています。 料金10円は50gまでで、それを超えると50gごとに5円加算されます。 その2倍重量便15円が画像下です。 5円と10円を貼りあわせるとぴったり。持っ…
アジア大会が発行された時期は封書10円、速達料金25円です。 というと画像のような組合せ使用のエンタが生まれます。 上は5円3枚10円2枚の速達便。 宝塚 33.10.7→豊島 33.10.8 下は5円1枚10円3枚の即日速達便。 逓信博物館内 33.6.16→静岡積志 33.6.17 とい…
高額2種はそれぞれ船便はがきと船便書状用に発行されたものです。 24円の船便書状適正使用は以前にご紹介したことがありましたね。 http://blogs.yahoo.co.jp/okubo4407/9924599.html 画像は14円の船便はがきの方です。 船便はがき料金は1959.4.1から20円に…
この時期はまだまだ封書に機械印が少ない時期です。 また高額切手の機械印は当然ながら希少です。 画像上は14円切手に機械印を押したもの。ただし38年のものしか手元にありません。 本当は33年か34年のものが欲しいのですが、年賀印ということで我慢していま…
戦後では昭和33年、35年、36年の3年間に限って、 広島郵政局管内の局名2-3文字の郵便局では、縦書きのローラー印が使用されました。 局は全部で59局あり、印影が未確認の局もあるようです。 消印のコレクターには人気アイテムで、けっこうな高値で取引され…
第3回アジア大会(1958.5.25発行)は、5円、10円、14円、24円の 4種が発行されています。 低額面2種が3000万枚、高額面2種が1000万枚と過剰なほどに印刷して 結局はずいぶん長い間売れ残っていたようです。 5円 東京門司間 10円 東京大阪間 14円 東京門司間 …