OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

弘前加刷の作成者差出し★

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青森切手展(弘前加刷)のエンタです。
青森で開催された新聞と切手展(1948.5.20-27)が大変好評だったため
急遽弘前でも6.4-5に追加開催することがきまります。
展覧会は東奥日報社や青森郵燈会などの共催でしたが
切手展につきものの小型シートが間に合わないことから
青森郵燈会の山田駿太郎会長は、青森店の小型シートに「弘前 昭和23年6月」と加刷した
小型シートを作成することを決めました。
加刷小型シートは展覧会会場では発売せず、青森郵燈会の機関誌『郵燈』に
添付しました。印刷数は2000枚とされています。
ただし偽造を禁止する郵便法84条に違反する疑いがあると指摘されたことから
多くは廃棄処分されたようです。

さて画像は、その弘前加刷を貼り、弘前23.6.4の消印がついた、山田駿太郎氏差出の
エンタです。封筒も新聞と切手展のもの。完成している感じがしますよね。
ところで受取人の山下武夫さんというのはどういう立場の方でしょうか?
ご存知の方がいたらおしえてください。