OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

国宝シリーズ

国宝奈良・吉祥天の船便書状

薬師寺吉祥天像を描いた切手です。 この絵は吉祥悔過会(きちじょうけかえ)という、年の初めに宮中や諸大寺において吉祥天像を祀り、過去の罪障を悔い改めるとともに、国家繁栄や国民の幸せ、五穀豊穰などを願って行われる行事の本尊です。 薬師寺では正月1…

国宝奈良・月光菩薩の多貼りエンタイア

きのうに引き続き東大寺法華堂の月光菩薩です。 6枚貼りのエンタイアをご紹介しましょう。 1枚でもインパクトの強い切手なので、これは見たときにすごく衝撃を受けました。 封筒の四方を囲むように切手が貼ってありますが 両脇の月光菩薩が宛先の脇立ちをし…

国宝奈良・月光菩薩のエラー

奈良東大寺の法華堂にある月光菩薩です。 この像は薬師如来の脇侍(中尊の左右に控える脇立ち)で、日光菩薩と対になっています。 薬師寺金堂にある月光菩薩も有名ですね。 東大寺法華堂は改修のため、しばらく月光菩薩も見られなくなるようですから 切手の…

国宝奈良・阿修羅のエンタイア

阿修羅のエンタイアですが、適正使用はもちろん第1種便です。 たとえばこんな感じです。 第1種便 春日井 43.7.8 吉祥天と組み合わせて、第1種便簡易書留に仕立てたものは以前にご紹介しましたね。 http://blogs.yahoo.co.jp/okubo4407/10116068.html もうひ…

国宝奈良・阿修羅の欧文機械印

国宝シリーズ奈良時代(1968.2.1発行)から、奈良興福寺の阿修羅です。 私も興福寺に見に行ったことがあります。女性にも人気がある美しい像です。 京都の三十三間堂にも阿修羅がありますが、興福寺のほうがよく知られていますね。 阿修羅は帝釈天と戦って繰…

国宝飛鳥・法隆寺金堂五重塔の適正使用

国宝シリーズの50円には5つの適正使用があります。 ①船便書状 ②第2地帯宛航空印刷物 ③速達 ④簡易書留 ⑤航空書簡 です。 昨日のブログでご紹介したのが簡易書留でした。 速達は以前に百済観音とのセット貼り鉄郵印をご紹介しました。 http://blogs.yahoo.co.…

国宝飛鳥・法隆寺金堂五重塔の風景印

法隆寺金堂五重塔が50円切手も初日指定局は法隆寺局です。 まずFDCをご覧に入れましょう。 これはまず太秦の広隆寺に行って、記念スタンプを押し、ペアの弥勒菩薩を購入、貼り付けして 櫛型印と風景印を押印。それから法隆寺に移動して、記念スタンプを押し…

国宝飛鳥・百済観音の沖縄航空書状

封書15円時代は沖縄特別地帯宛の航空書状が30円でした。 そのため15円×2というパターンの沖縄宛書状をよく見かけます。 船便はがきも30円ですが、こちらのほうが少ないですね。 沖縄特別地帯宛航空書状 TOKYO→那覇 1968.8.1

国宝飛鳥・百済観音のご当地使用

法隆寺の百済観音です。これも私の好きな仏像のひとつです。 フランスのルーブル美術館に出張したこともありましたね! 初日指定局は奈良・法隆寺局で、一番左がその和文ハト印です。 (*ハト印とは初日用通信日付印のことでハトが描かれているもの) せっ…

国宝飛鳥・弥勒菩薩の外信便

この時期は15円切手を6枚貼った第2地帯宛航空書状(90円)というのを よく見かけます。 同じ切手を多貼りするとなかなか壮観です。 きっとアメリカ人にはインパクトが強いことでしょう。 第2地帯宛航空書状 NIHONMATSU→アメリカ 1968.4.4

国宝飛鳥・弥勒菩薩のご当地使用

しばらく国宝シリーズの切手をご紹介したいと思います。 第1次国宝シリーズは1967年から69年まで続けられた全7集からなるもので 人気シリーズのひとつです。 オールドファンには懐かしい切手でしょう。 まず第1集飛鳥時代(1967.11.1発行)から。広隆寺弥…

【郵趣連載・高額記念】船便書状50円時代

郵趣3月号の記事と連動したブログの最終回は50円時代です。 (1966.7.1-1976.1.24) この時期になると、そもそも船便で送ることが少なくなって航空便が 一般的になります。 第2地帯宛航空印刷物も50円でしたので、こちらの使用例のほうが むしろ多いようで…