OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

【郵趣連載・高額記念】船便書状50円時代

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郵趣3月号の記事と連動したブログの最終回は50円時代です。
(1966.7.1-1976.1.24)
この時期になると、そもそも船便で送ることが少なくなって航空便が
一般的になります。
第2地帯宛航空印刷物も50円でしたので、こちらの使用例のほうが
むしろ多いようです。
また航空書簡も50円でしたので、私製航空書簡に記念切手を貼った例も
多く見かけます。

きょうはあえて国内便に使用例の方をご覧いただきましょう。
1971.6.30までは、速達料金と簡易書留料金が50円だったのです。
国宝シリーズから、ちょっと気の利いたエンタイアを2点持ってきました。

画像1は、国宝シリーズ飛鳥時代の15円(百済観音)と50円(法隆寺)を
セット貼りしたものです。(1967.11.1発行)
15円は第1種便の料金、50円は速達料金として役割を果たしています。
しかも消印が鉄郵印。郵趣家便ですが、なかなかいいでしょ?
第1種便速達 東京直江津間 43(1968).1.13

画像2は、国宝シリーズ奈良時代の15円(阿修羅)と50円(吉祥天)を
セット貼りしたものです。(1968.2.1発行)
15円は第1種便の料金、50円は簡易書留の料金として仕事をしています。
速達よりも簡易書留のほうが使用例はやや少ないかもしれません。
第1種便簡易書留 むつ中央二 44(1969).4.1