OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

スピードスケート世界選手権の年号

イメージ 1

1954年1月16日から17日にかけて札幌・円山スケートリンクで行われた
男子スピードスケート世界選手権大会の記念切手があります。
これは日本ではじめて行われたスポーツの世界大会だそうです。
参加はわずか6カ国19名。それでもスポーツの歴史に燦然と輝く大きな一コマです。
さて、この切手は20面シートで、耳紙には開催年が印刷されていますが
画像のように、その位置にはバラエティがあるのです。
くすみ群青の単色で印刷されていますから、この位置の違いがあるということは
そのまま印刷に使った版(実用版)も2つあることを示しています。
実用版は20面シートを4面組み合わせたもので印刷した後に裁断します。
この切手は発行が急遽決まって、過去には例を見ないほどのスピードで作ったようですから
早く印刷するために、わずか200万枚(つまり10万シート=実用版2万5000回の印刷)でも
2つの版で同時並行で印刷していったのでしょうね。