OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

佐渡弥彦のご当地

イメージ 1

きょうから6月です。切手雑誌「郵趣」に連載している「戦後記念エンタイア収集」では
国定公園のご当地使用エンタイアを取り上げています。
これと連動して、このブログでは国定公園のご当地使用の特集をやることにします。
国定公園は1958年から1973年にかけて発行されたシリーズで
当時の封書料金の切手が1種、もしくは2種出されました。
統一感がある好きなシリーズのひとつです。
そのシリーズの第1回発行にあたる佐渡弥彦(1958.8.20発行)からはじめましょう。
この切手のご当地使用はどこでしょうか?
ご当地使用という言葉の定義自体があいまいなので、一概には言えないのですが
この特集では、以下の通りにしたいと思います。
1)初日適応局もしくは初日指定局として発表された、初日カバーの郵頼を
受け付け切手を重点配備した局
2)切手発行日に合わせて風景印を刷新、もしくは新設した国定公園指定地域の局
3)切手発行に合わせてそれに関連する小型印を用意した局
どれも郵趣的根拠のあるものということです。
さて佐渡弥彦の初日適応局ですが、弥彦局と相川局のようです。
実はいきなり自信がない書き方になりますが、1966年以降制度化された初日指定局は
いいのですが、その前の初日適応局については1950年代はあまりクリアになっていません。
全日本郵趣連盟が発行する「切手」をもとにチェックすると
1960年に入る頃から切手発行のたびに初日適応局(当初は初日印局という表現)が
発表されているのですが、その前は記載が見当たりません。
つまり初日適応局というものがいつどのような経緯で発表されるようになったのか
はっきりわからないのです。
このあたりについてご存知の方がいたらぜひ情報提供してください。
風景印使用開始局は、弥彦、相川、小田、姫津の4局で、初日カバーは弥彦と相川もしくは小田で
もっぱら作られています。画像は相川局の櫛型印とローラー印です。
相川は佐渡おけさを風景印で描き、小田は外海府海岸を描いたので好みがわかれたのでしょうね。
小型印使用局はありません。
さて初日適応局ですが、最近相川ではなく小田?もしくは両方?と疑問に感じ始めており
自信がない書き方になったのです。
ちなみに全郵連のFDCは弥彦と小田で作られているようです。