OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

文化人切手・野口タイプⅡのエンタ

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野口は当時の記念切手としては一桁多い3000万枚が印刷されました。
発行日(24.11.3)以降も印刷は続けられ、きのうご紹介したように22もの実用版が
使用されたわけです。
疑問はタイプⅡはいつから出現するかということです。
古い記録には25年春からというような記述もありますが、製造記録は残ってないので
丹念に使用例を遡るしかありません。
郵趣研究」2009-2で魚木氏が「昭和25年5月という使用済みがもっとも早い使用例に
なっている」としていますが、詳細はわかりません。
即売会で貼り込み帖を見ていると、25年8月以降はたくさんあることに気づきます。
オークションで早い日付のタイプⅡが出ていて、喜んで入札するとたいていタイプⅠです。

さて画像ですが上は私がエンタとして持っている一番早いものです。
第1種便 長野福島 25.7.19
また下はタイプⅡの外信便使用例としてアップしてみました。
第3地帯宛航空書状 千歳→アメリカ 26.1.24

他にタイプⅡのエンタとしてはAPO便をご紹介したことがありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/okubo4407/8351357.html