OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

趣味週間SSの第Ⅱ版

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切手趣味週間小型シート(1947.11.1発行)は製造面のバラエティが
豊富な切手です。これだけ専門に深く研究している人もいるほど。
私はほんの入り口程度しかやっていませんが、数回にわたってご紹介することに
したいと思います。
この小型シートには原乾版に2種あり、それを第Ⅰ版、第Ⅱ版と区別しています。
ガッター間隔が左から、3.0㎜・2.8㎜・3.0㎜・2.8㎜が第Ⅰ版
2.8㎜・3.0㎜・2.8㎜・3.0㎜が第Ⅱ版となっています。
見た目でわかりやすいのは銘版の違いで、「造」の字の背が高いのが第Ⅱ版です。
発見された当初はずいぶん高値で取引され、日専にもⅡ版は10000円の評価が
ついていますが、その後かなりの数が確認されて、最近では市場価格も下がってきています。
第Ⅱ版も初日使用がありますので、発売日からともに流通していたようです。
未使用ではつまらないので、画像には使用済みを持ってきました。
岡山 23.11.30 ですから、後期使用が多いこの切手にしてはまずまずの使用例でしょう。