OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

図入り年賀④・梅

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図入り年賀印が再開されるのは戦後の昭和25年正月のことです。
この年から本格的に年賀状の販売促進が行われています。
それは「お年玉くじ付き年賀状」の発行です。
1等はミシン、6等(末等)は応挙の虎を描いた切手シートでした。
画像はその第1回のお年玉つき年賀はがきで、梅の図案の櫛型印と機械印が押されたものを
用意しました。
片方は寄付金つきで、共同募金や赤十字募金に寄付されるようになっています。
さて、25年の正月ですから、24年発行の記念・特殊切手には使用例があるはずと探してみました。
見つかったのは富士箱根国立公園(昭和24年7月15日発行)の2円だけでした。
本当はUPUの2円や吉野熊野国立公園の2円にもありそうですが、残念ながら未入手です。
別府観光(昭和24年3月10日発行)も候補ですが、こちらは機械印がありました(以前に紹介済)。
別府市長差出の別府消しの年賀状で、日付部分が薄いのですが
梅の図柄の機械印が押してありますから、25年1月1日とわかります。
できれば櫛型の図入り年賀で別府消しのものが欲しいのですが
あまり贅沢は言わないことにしておきます。