OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

国際胸部医学会議・国際気管食道科学会議 3つの鉄郵印

1858.9.7-12 第5回国際胸部医学会議 at東京

1958.9.12-14 第7回国際気管食道科学会議 at京都

という会議を記念して発行された切手です。

切手の発行意図とは関係ないのですが、鉄道郵便印の話をします。

1872.6.13-1986.10.1まで鉄道には郵便車というものがあって

郵便を載せて運んでいました。

そのなかには乗務員が乗り込んで、郵便車のなかで仕分けや押印をしていた

ものもあります。そこでは左上のような消印を押していました。

大阪福知山というように鉄道の区間が表示されている消印です。

切れてしまって見えませんが下側(C欄)には便名と乗務区域名が入っています。

これがよく見かける鉄郵印なのですが

右上のようなものもあります。

分局名(広島・小郡)が入り、C欄には「鉄道郵便」と入っています。

さらにカバーに押されているものは本局名(青森)が入り、C欄鉄道郵便です。

2番目、3番目のような消印は一般に駐在印と呼ばれ、事務用印として使われる

ことが多かったため、通信日附印でありながら

目にする機会が少ないものです。

このように同じ記念切手を台切手として揃うことは稀です。

 

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