OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

東京明るい逓信展の書留書状

イメージ 1

これまで告示もなしに会場内臨時出張所で限定発売してきたわけですが
この後の切手には大きな変化があります。
それは①発売告示が出されたこと、そして②1950年9月4日には一斉に全国発売されたこと、
です。「郵趣」の連載では、ここからの14種を取り上げました。
東京明るい逓信展(1948.4.27発売)は日本橋局で限定発売され、1950年9月4日に
全国発売されました。
そのことは逓信省告示123号と、郵政省告示278号によってわかります。
カタログ「日専」では、この切手だけ「日本橋局限定、のちに全国発売」の記載が
ありませんが、これは記載したほうがいいと思います。
さて、画像は日本橋局の小型印を押した第1種便書留です。
裏面には2円20銭の加貼りがあり、あわせて第1種便(1円20銭)+書留(5円)となっています。
小型印の日付は開催期間である4.27-5.4に固定されていますが、
裏面には日本橋局の櫛型印が押印されていて、日付が5.5になっています。
これはどういうことを意味するのでしょうか?
会場内臨時出張所では書留扱いの処理がされずに局に持ち帰ってからされたということ?
どう理解するべきか、コメントをいただければと思います。

第1種便書留扱い 日本橋 23.5.5