OKUBO STAMP MUSEUM

戦後の記念切手コレクションを紹介するブログです

東京オリンピック1964年 ②10円・東京オリンピック村

10円切手に東京オリンピック村の消印を押したものから。

ローラー印を押した閉村日(39.11.5)のカバーです。

櫛型印、欧文三日月印、ローラー印、欧文ローラー印、特印、小型印と

東京オリンピック村で使用された消印はいくつかありますが

ローラー印がなかなかないのです。

 

 

東京オリンピック1964年 ①5円・東京オリンピック村

今回からしばらく1964年の東京オリンピックを特集します。

昨年の東京オリンピックに合わせて切手展に出そうかと思っていましたが

仕事のほうが忙しくて結局できませんでした。

ここで披露しますので興味があればお付き合いください。

 

まずは1964.9.9に先行発売された5円切手≪聖火台と競技人物≫です。

参加する選手の宿泊施設として設置されたオリンピック村には

臨時郵便局が設けられました。

52日間限定の局で、画像にある9.15が開村日になります。

東京オリンピック村の櫛型印が押されています。

 

 

国際通貨基金・国際復興開発銀行東京総会

1964.9.7発行。

1964年に日本はIMF国際通貨基金)協定の八条国に移行し、

日本円は外貨と自由に交換できるハード・カレンシーになりました。

これを受けて「世界のお金の祭典」と呼ばれる年次総会が東京の

ホテル・オークラで行われました。

特印はホテルオークラ内の郵便局でも使われたようです。

 

 

首都高速道路開通

1964.8.1発行。

東京オリンピックの開催を睨んで、首都高速道路がつくられました。

1959年に首都高速道路公団が設立され、1962年までに京橋=芝浜間が

まず開通。その後1964年8月までに、1号環状線、同上野線、同横羽線

2号目黒線、3号渋谷線、4号新宿線が開通しました。

切手には日本橋付近の風景が描かれています。

画像は消印のバラエティです。

ご当地・日本橋の櫛型印、代々木のローラー印、鉄郵印、東京中央の

機械印と欧文機械印、中野の欧文三日月印です。

 

 

太平洋横断ケーブル開通

1964.6.19発行。

日米間の電話回線の混雑を緩和するため、太平洋横断ケーブルが

開設された。神奈川県の二宮から、グァム、ウェーク、ミッドウェイ

を経て、ハワイに至る全長9900㎞のケーブルで、既設のハワイ=

サンフランシスコ線につなぐルートとなっている。発売日の6月19日

には、帝国ホテル、ホワイトハウス、イオラニ・パレス・ホテル(ハワイ)

の三か所を結んで横断ケーブルの開通式が行われた。

 

 

第19回国民体育大会

1964.6.6発行。

第19回国体は新潟県下で開催されました。この年は東京オリンピックの年

でしたので、いつも通り10月に開催することは不可能と判断し、6月開催に

なっています。

画像は銀行が差し出した商用便です。